2022年12月11日

川口市の給食費について 気になる答弁

9日から始まっている川口市議会12月定例会の一般質問において、気になる答弁が出ました。
一つ目は、12月9日書きました水道料金の件。もう一つは、給食についてです。

給食の一食当たり単価の引き上げ分について、来年度(2023年4月)以降も保護者負担としない旨の答弁が出ました。

昨今の物価高を受けて、川口市の教育委員会は、川口市給食運営審議会の結論を基に給食費の一食当たり単価を本年10月より引き上げています。(小学校は、一食当たり35円UPの273円、中学校は、一食当たり45円UPの324円)
その引き上げ分について、現在は、国の交付金を使って保護者に新たな負担を求めていません。それを2023年4月以降も市が負担する方針が示されたのです。この市の姿勢は、評価して良いと思います。

わたし木岡は、本年9月市議会において、物価高の中での給食費の問題を取り上げ、給食費の無償化と同時に、給食の質を確保するために一食当たり単価の引き上げること、新たな保護者負担を求めないことを提案しておりました。

【以下は、木岡の9月市議会での質問要旨】
ア、学校給食費の無償化を
 市民生活を直接支援する施策として、小・中学校の学校給食費の無償化もその一つです。給食費は児童生徒1人当たり月額約4,000円です。子どもが2人3人と小・中学校に通っていれば、大きな負担額です。子ども2人分であれば月額約8,000円の1年分ですから、年額で80,000円〜90,000円にもなります。
 いま急激な物価高が進行しています。皆さんも日々のお買い物などでお感じのことと思います。そうした今、給食費が無償化されれば、子育て世帯の家計が助かるだけではなく、無償化された分の多くが消費に回ります。これが地域の活性化にもつながるのです。こうした地域経済の循環こそ必要ではないでしょうか。

イ、給食費の無償化とセットで給食単価の引き上げを
 現在の給食の現実をご存じでしょうか。小学校に通う我が家の2人の子どもから言われて愕然としたのですが、「生の果物が出る回数は以前より減った」「牛肉は見たことがない」「サクランボは一人一粒」。以前は、もう少し生の果物も出ていたけど、最近は本当に減ったそうです。
 子どもたちが学校で食べている給食にかける費用は、消費税が上がった時を除いて、ここ十年変わっていません。この間の物価上昇時も1食単価は変わっていないため、実際に食材費に掛けられる費用が減っているのです。そのしわ寄せは、給食の内容に反映されています。給食の単価が低すぎるため、現場の栄養士さんらは本当に苦労されていると思います。『食育』と言いながら、給食に予算を割かない政治と行政に責任があります。子どもたちにかける予算を根本的に増やすべきです。
 そこで、給食の単価を適切に値上げすべきです。ただし同時に、保護者に負担を転嫁するのではなく、食育と言うからには、しっかりと行政が責任を負って保護者負担の無い形で給食の単価を引き上げるべきだと思いますが、いかがでしょうか。


来年4月以降も保護者に、給食の一食当たり単価の引き上げ分の追加負担を求めない市の姿勢は、評価できると思います。

次の課題は、給食の質の向上を図りながら、給食費を無償化することです!
市はこれまで、財源がないとの理由で拒否しておりますが、家計で言うところの貯金にあたる『財政調整基金』の活用や、年間予算の使い残しである『決算剰余金』を活用するなどの提案をしていきます。
さらに、大型のハコモノ事業である『川口駅への中距離電車停車のための駅舎(線路やホームまで)改修費用300億円』『川口駅周辺に集中する道路工事予算300億円』『市立美術館構想の建築費だけで30億円以上』こうした事業の廃止or見直しを進めて財源をねん出することを提案していきます。
posted by 木岡たかし at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育関連問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月30日

本日(5月30日)川口市にあった、明日(5月31日)に小学生の女の子を誘拐して殺害する予告メールについて 【その2】【訂正】

本日(5月30日)川口市にあった、明日(5月31日)に小学生の女の子を誘拐して殺害する予告メールについて 【その2】
上記の、線を入れた部分を「昨日(5月29日)川口市にあった」に訂正します。

先程5月30日22:34分に川口市教育委員会から下記のメールがやっと届きました。原文のまま掲載します。


差出人: 川口市保護者緊急情報メール
日時: 2022年5月30日 22:34:23 JST
件名: 川口市ホームページに寄せられた不審メールについて

保護者 様

 5月29日(日)、川口市のホームページに「5月31日(火)に下校中の児童を誘拐し、殺害する」といった犯行予告が書き込まれました。
 教育委員会といたしましては、子供達の安全確保のため、市立学校園に対し登下校時の見回りを強化するよう指示いたしました。また、川口・武南両警察と連携し、登下校時のパトロールが強化されることとなっております。

保護者の皆様におかれましては、緊急の対応となりますが、可能な範囲で登下校時の見守りについてご協力くださいますようお願いいたします。

なお、犯人に関する情報が入り次第改めてお知らせいたします。



以上、これが市教委からの注意喚起メールです。
メールが送られたことは良かったのですが、書き出しに驚きました。

「5月29日(日)、川口市のホームページに「5月31日(火)に下校中の児童を誘拐し、殺害する」といった犯行予告が書き込まれました。」

えっ!?5月29日???

昨日じゃん!


昨日(5月29日)、誘拐・殺害予告メールが来ているのに、今日(5月30日)は各学校長にお知らせしただけ。
わたし木岡が今日(5月30日)の20:00過ぎに初めて知り、関係部署に何度も何度も指摘して、全保護者への注意喚起メールをするように求めるまで、市教委としてほぼ何もしていなかったの???

いやいやこの感度の鈍さは大問題だと思います。
もしも、被害児童が出たり、命にかかわることが起きたらどうするつもりだったのか。

今後、大幅な対応改善が必要だと痛感しております。
しっかりと議会で追及・提案したいと思います。
posted by 木岡たかし at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育関連問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

本日(5月30日)川口市にあった、明日(5月31日)に小学生の女の子を誘拐して殺害する予告メールについて 【その1】

本日(5月30日)に、川口市に対して、明日(5月31日)市内の小学生の女の子を誘拐して自宅に連れ込み殺害する旨のメールがありました。

本日夕方に、市議会各会派の代表にはその旨の連絡があったそうです。
しかし、現在、代表をしていない私には、夜20時になってやっと情報が入ってきました。

内容は、上記の通り「明日(5月31日)市内の小学生の女の子を誘拐して自宅に連れ込み殺害する旨のメールがあったこと」
でも、ウチの二人の子どもが通う小学校からは20時の時点で何の連絡も来ていない・・・。

なんで、保護者に知らせないのかと、すぐに市役所内の各署に電話しました。
知らない職員も多く、川口市の関係部署(教育委員会や危機管理部)の認識の甘さに愕然としました。

その後、川口市教育委員会から返事がありましたが、「市教委として各学校長には連絡しました」とのこと・・・。
はぁぁぁぁ(怒)以上ですか・・・?市教委として各学校に保護者宛てに注意喚起をすることを求めなかったのですか???

「何を寝ぼけたことを言っているのか。今からでも市内全小学校に連絡をして、全保護者にメールなりで注意喚起の連絡をすべき」と強く強く要望しました。その時およそ20:30分。

それから約1時間後(およそ21:40分)、やっと、市教委から市内の学校の全保護者に連絡する旨の決定をしたとの連絡がありました。
遅すぎる!寝ぼけすぎ!子どもらを守るつもりはあるのか?市教委に問いたい!

ただ、学校長の判断で今日から集団下校を実施したり、クラブ活動を中止にして注意をしながら早く児童を帰宅させた学校もありました。
そうした対応をされたいくつかの学校の学校長らの迅速・適切な判断には、敬意を表したいと思います。

一方で、あれだけの情報(誘拐殺害予告)を今日(5月30日)の昼間には把握しているのに、「各学校長には知らせました」で対応が終了している川口市教育委員会の対応は、それこそ『終わっている』なと感じました。

もっと、子どもの安全について敏感でいてほしいです。
今後、市議会において猛省を促したいと思います。

今日の最後に、

「いたずらメールだったらどうするのか?」
「そのメールの信ぴょう性はあるのか?証拠もないのに拡散なんてできない」

などの声も寄せられました。そうした意見に、木岡が思う事・・・

もし、いたずらメールで何も起きなかったら、何も起きなかったことを喜べばよいと思います。それ以上に何が必要か?逆に聞きたい!
災害への備えと発想は一緒です。「備えあれば憂い無し」

危険情報があれば、最大限備えるのです。備え過ぎなんてことはありません。
災害や事件が起きないことが最善の結果ですから、起きなかったじゃないか!と怒ることは愚の骨頂だと思います。
posted by 木岡たかし at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育関連問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする