14日は、川口市・戸田市・鳩ヶ谷市・蕨市の埼玉県南部にある4市で構成する県南都市問題協議会の環境問題研究部会が開かれ、蕨・戸田衛生センターの視察に行ってきました。
衛生センター内のリサイクルフラワーセンターでは、環境共生を基本理念に、循環型社会の構築などを目的とし、家庭で出る生ごみを再資源として堆肥に変えて、花の苗を生産しています。
このたい肥に変える作業の一部を市民が担っており、市民自らが専用の生ごみバケツで一定段階まで堆肥化を進めているのです。
こうしてできた堆肥を使って生産された花は、専用生ごみバケツで堆肥化の一端を担った市民にバケツと交換で渡すのです。写真は、花の苗を生産しているビニールハウスの中です。
そして、後ろで作業をされている方の中にはハンディキャップを持った方たちがいます。
この取り組みの特徴は、環境問題と福祉の融合で、障害者の雇用を生み出す側面も持っています。障害者が自分で生きていく力、地域で生きていく力を身に付けることを考えると、まだまだ改善すべき点はありますが、この取り組みは評価されるべきでしょう。
今後は、障害者自身が自分で生きていく力を持てる雇用の場としていく知恵と工夫が必要ではないかと思います。川口市でも障害者の方々が自分で生きていくことのできる雇用の創出が求められていますから、頑張らなくては!