先日、地域の方から、東川口のけやき通りのムクドリ対策をもっとしっかりやってほしい旨のお手紙をいただきました(同様の声を他にもいただいております)。確かにひどいです。うるさいし、臭いし・・・。こうした声に全く同意件ですし、頭の痛い問題です。
私自身けやき通り沿い、しかもムクドリが多くいる場所に住んでおりますので、その騒音やフン害について認識しているつもりです。また、行政としても昨年、けやき剪定をしているところですが、ムクドリは場所を変えるだけで、イタチゴッコを繰り返すこととなっておりました。
木の剪定だけでは怠慢だとのご指摘も理解をしますが、けやき通りのけやきは、昨年の大規模な剪定によって、現在さらなる剪定はけやきを痛めることになってしまい、困難な状況となっております。
ムクドリ対策を難しくしている最大の問題点は、抜本的なムクドリ対策がないことにあります。
そもそも、都市近郊の雑木林や竹林などの本来のムクドリのねぐらを、私たち人間が宅地開発などで奪ってきたことが根源的な原因であるとの指摘もあります。また、鳥獣保護法によってムクドリの捕獲や駆除は原則的には行えません。もし駆除の許可が取れても市街地での駆除は難しいとの指摘もあります。
だからと言って、このまま放置するしかないとは言えない現状です。現在、けやき通りの電線には、その上に細い糸のようなものが設置され、ムクドリが電線にとまりづらくなっています。
昨夜見たところ、電線にはほとんどいませんでしたが、けやきの木に沢山とまっていました。
けやきの木にネットをかぶせてしまうという方法もあるようですが、実施している自治体によると、ネットの上にとまるだけのようです。
また、ムクドリが危険を知らせるために出す鳴き声をスピーカーから流したり、サーチライトで脅したり、カラスやフクロウの模型を設置したりと、各地で色々と試しているようですが、どれも一瞬の効果はあれど、すぐにムクドリが学習して戻ってきてしまうそうです。
一方で、ムクドリはマイナスイオンを嫌う習性があるので、マイナスイオンを利用して対策を講じることや、ムクドリの忌避剤を使用する対策などを提案している企業もあるようです。これらの調査・研究を行政に働きかけるだけではなく、自分でも引き続き調べてみます。
これを読んでいただいた方も、ムクドリ対策で妙案があれば是非ご提案ください。
posted by 木岡たかし at 06:00|
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