2015年04月04日

引き続き特に力を入れて取り組む政策その2、川口市火葬施設の建設促進と建設コストの削減

火葬施設の早期完成を!
 現在の川口市の人口は、およそ59万人にもなります。これほど大きな自治体において市内に火葬施設がないことは珍しく、川口市において火葬施設の建設は必須の課題であると考えており、早期に完成させる必要があると考えております。

火葬施設の工事時期の延期も視野に入れて建設コストの縮減を!
 ただし、私たち市民が日々納めている貴重な税金で建設する訳ですから、適切な金額で発注しなければなりません。3月4日のブログでお伝えしたように、平成26年9月に入札不調を起こした火葬施設の建設工事は、平成27年度に再度入札が行われます。建設工事を発注する企業体に足元を見られることがないように、いざとなったら工事の延期も視野に入れて交渉することが必要であると思います。
 早期の完成と建設コストの削減の両方を実現できるように、市議会でも取り組んでいきます。

火葬施設内に将来的に葬祭施設を併設できるような設計に!
  わたし木岡は、市民の利便性を第1に考えれば、火葬施設には葬祭施設を併設するべきだと議会で求めてきましたが、川口市が現在進めている火葬施設の建設計画では、葬祭施設は併設されません。
 今後、葬祭施設を求める市民の声が大きくなることも考えられます。そうした時に備えて、少なくとも将来的に、一定の改築によって葬祭施設を併設できる造りとしておくべきだと考えています。将来の市民ニーズが変化した時にも柔軟に対処できる火葬施設とするように求めていきます。
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2015年03月04日

建設コストが大幅上昇している(仮称)川口市火葬施設の建設は先送りを!

 昨年9月に発生した入札不調によって、平成26年度中の工事着工ができなかったため川口市火葬施設のオープンは、当初予定していた平成29年4月から大幅に遅れることとなっています。
 入札不調が起きた要因は、建設コストの著しい上昇にあったため、火葬施設の建設工事の延期を議会で提案しました。ご批判もあるかもしれませんが、財政難が深刻化する中ですから政治が勇気ある決断をすべきと考え、あえて3月市議会において質問しました。

以下は、その報告です。

@約24億円で建設するつもりが約34億円必要!?
 川口市火葬施設の建設工事は、本年1月発行の市政レポート(木岡たかし公式ホームページでご覧になれます)でご報告したように、昨年9月に入札不調となりオープン予定(平成29年4月)が1年以上遅れる見通しとなっています。
 市は、入札不調の原因として、東日本大震災の復興需要や東京オリンピックに伴う建築需要の増大による建築資材価格と労務価格の著しい上昇を挙げ、市が平成26年度当初に予定していた本体工事費用の24億5,100万円では入札する事業者がいなかったためとしております。
 その後の建設常任委員会での私の質問に対して、入札辞退をした事業者から聞き取りをした結果、10億円程度の建設コストアップが必要との回答を受けたことが明らかになりました。ということは約34億円もかかるということに・・・。
 必要以上に建設コストが高騰している今、無理してすぐに建設しないという選択もあるのではないでしょうか。

A差額10億円の重み 〜建築コストが落ち着くまで火葬施設の建設工事の延期を!
 仮に、今回の話を家計に置き換えれば、当初2,450万円で建築するつもりが、実際は3,450万円かかることになった訳です。多くの家庭では建築計画自体を再検討するのではないでしょうか。しかし、3月市議会における市の答弁は、「市民の皆様が建設を待ち望んでいる(中略)このことから工事の延期は行わず、できる限り経費節減をしながら早期完成を目指す」とのことでした。
 現在、建設コストが跳ね上がっている現状を考えれば、一番の経費節減策は工事の延期だと思います。
 また、私も多くの方から火葬施設のオープンについて聞かれることもあり、火葬施設が待ち望まれている施設であることは理解しています。川口市に潤沢な財源があれば話は簡単ですが、財政難を理由に多くの事業が進められない現実を前にして、10億円程度のコストアップが必要になるかもしれない状況で、再検討することもなく突き進むことが良いのでしょうか。
 もしも10億円あったら、川口市において多くの市民サービスが実現できます。

B建設コストは今がピーク!?
 建設業界では、オリンピック需要は2018年(平成30年)には落ち着くとの見方もあります。また、資材価格はすでにピークを迎えたとの観測もあります。いずれも不確定ではありますが、火葬施設の建設時期を2年〜3年先送りすれば建設コストが今より下がる可能性は高いと言えるのではないでしょうか。
 社会情勢が変化しても、一度決まったら変更しない昔ながらの悪しき公共事業の名残のように見えます。
 火葬施設の建設が悪いのではありません。建設時期が最悪なのだと思います。そうであるなら、政治は冷静かつシビアに本市の財政状況を踏まえて、勇気を持って建設時期の延期を検討すべきだと考え、市議会で提案しております。
 皆さんは、どうお考えになりますか。ご意見をお聞かせください。

※これまでの建設不況の時期にダンピング競争を強いられた建設業界ですから、今までが安すぎた側面も考慮しなければなりませんので、その点については引き続き注意していきます。
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2015年01月18日

入札不調となった(仮称)川口市火葬施設の建設工事の今後について


〜平成29年4月のオープン予定が遅れる見込みに〜

 平成29年4月のオープンを目指して実施設計などが進められてきた(仮称)川口市火葬施設の建設工事にかかわる入札が平成26年9月に行われましたが、辞退事業者が続出して不調となりました。そのため、平成26年度中の工事着工が事実上不可能となり、オープン予定が遅れる見通しとなりました。どのくらい遅れるかについては、次回の再入札が成立するかなどによって大きく変わることもあり、現段階では未定としかご報告できません。
 今回の入札が不調となった要因を市として調査したところ、東日本大震災での復興需要や東京オリンピック開催に伴う建築需要の増大による建築資材価格と労務価格の著しい上昇の影響を受けて、市が示していた工事単価と事業者が必要とする実勢の工事単価に大きな開きがあったことが原因とのことでした。

 
 〜再入札は来年度(平成27年度)に実施予定〜
 
 本市が使う工事費等の単価は、今年度中は変更できないため、今年度中に再入札をしても同じ結果となってしまう危険性が高いため、来年度(平成27年度)になってから新年度単価のもとで再入札を行うことになります。
 現在、火葬施設の建設工事の総予算額は約38億円ですが、工事単価の著しい上昇の影響で工事単価を引き上げざるを得ず、追加予算が10億円程度は発生する可能性があるとの見方もあり、今後、いかに予算を抑えつつ、早期の工事着工・早期完成を図るか、工事の見直しなども含め議会で議論していきます。

posted by 木岡たかし at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 川口市火葬施設建設について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする