2期目の4年間も残りわずかとなりましたので、引き続きの課題について書きたいと思います。
今日は、新庁舎の建設コスト縮減についてです。
現在、川口市役所本庁舎の建て替え計画が進められています。現在の本庁舎は老朽化している上に、耐震基準を大幅に下回ってしまう箇所もあるなど、耐震上かなり深刻な問題を抱えています。毎日多くの市民が集う本庁舎ですから建て替えを進めること自体には賛成であります。
しかし、財政が厳しくて地域医療や介護、子育て支援、防災力の強化、治安対策の充実など市民生活に必要不可欠な多くの行政サービスの質の向上が不十分な段階で、必要以上に豪華で大きい新庁舎を作ることがあってはなりません。
この立場でこれまでの市議会において、新庁舎が過大な床面積とならないよう提案するなど、建設コストが膨らまないようにする活動をしてきました。
今年度(平成27年度)から新庁舎建設における基本計画の策定がスタートします。その中で、新庁舎の建設コストが過大なものとなって市民生活に密着した行政サービスが後回しにされることの無いように、引き続き頑張りたいと思います。
市役所新庁舎の建設コストの削減
現在地と市民会館跡地での新庁舎の建て替えにおける当初の試算では、最大で約290億円もの額が示されていました。わたし木岡は、新庁舎の計画段階から建設コストに上限額(示されていた試算の中で最少額であった約200億円以下)を定めて、コスト意識をもって新庁舎の建設計画を進めるべきとの立場で議論してきました。
〜事業費総額に上限額が明記されました!〜 本年2月に、川口市新庁舎建設基本構想・基本計画審議会より市長に答申された「川口市新庁舎建設基本構想」では、「
基本計画段階においてはさらに必要規模を精査するとともに、事業費総額200億円(税込)を目安としてコスト縮減に向けた方策を検討します」との記述がなされることとなりました。
今後、新庁舎の規模に関する議論が本格化します。市民にとって必要な庁舎の在り方を考えることはもちろんのこと、本市の将来にわたる財政的負担も考えて建設コストの縮減に向けて努力いたします。
posted by 木岡たかし at 00:00|
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市役所庁舎建て替え問題
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