消防局からは、補正予算1件、条例議案1件が出されました。
12月市議会定例会に提出された消防局の補正予算は、救急車や消防車など95台分のガソリン代が当初予算の想定より単価が上がったことによる燃料費の追加分と、消防署や分署の電気代、ガス代の上昇による追加分で、合計約3,300万円となっております。
他に条例議案として「川口市消防本部及び消防署の設置等に関する条例の一部を改正する条例」が提出されました。
川口市の消防署は現在、南消防署(本町2丁目)と北消防署(芝下2丁目)の2署体制ですが、1つの消防署が抱える人口が約30万人前後と非常に多くなっており、新たな消防署の設置を進めてきました。そして2023年4月から従来の鳩ケ谷消防分署があった坂下町4丁目に、新たに東消防署を設置するための条例改正となります。
新たな3署の消防署の主な対象エリアは、以下の通りです。
川口市南消防署・・・中央地区、横曽根地区、南平地区、青木地区の一部
(対象人口:217,744人)
川口市北消防署・・・芝地区、神根地区、青木地区の一部
(対象人口:174,180人)
川口市東消防署・・・戸塚地区、安行地区、新郷地区、鳩ケ谷地区
(対象人口:212,969人)
消防局の説明では、消防署の体制は変わりますが、各消防分署の救急車の配置などは変わらないので、救急車などの現地到着時間には影響がないとの事でした。よりきめ細かな対応を期待したいと思います。
消防署が増えることによる人員増は、これまでの年度で既に実施してきており、今回の改正に伴う増員はありません。
今後は、救急車の配置台数が少ない東消防署エリアへの救急隊の追加配置を求めていきます。