〜平成29年4月のオープン予定が遅れる見込みに〜
平成29年4月のオープンを目指して実施設計などが進められてきた(仮称)川口市火葬施設の建設工事にかかわる入札が平成26年9月に行われましたが、辞退事業者が続出して不調となりました。そのため、平成26年度中の工事着工が事実上不可能となり、オープン予定が遅れる見通しとなりました。どのくらい遅れるかについては、次回の再入札が成立するかなどによって大きく変わることもあり、現段階では未定としかご報告できません。
今回の入札が不調となった要因を市として調査したところ、東日本大震災での復興需要や東京オリンピック開催に伴う建築需要の増大による建築資材価格と労務価格の著しい上昇の影響を受けて、市が示していた工事単価と事業者が必要とする実勢の工事単価に大きな開きがあったことが原因とのことでした。
〜再入札は来年度(平成27年度)に実施予定〜
本市が使う工事費等の単価は、今年度中は変更できないため、今年度中に再入札をしても同じ結果となってしまう危険性が高いため、来年度(平成27年度)になってから新年度単価のもとで再入札を行うことになります。
現在、火葬施設の建設工事の総予算額は約38億円ですが、工事単価の著しい上昇の影響で工事単価を引き上げざるを得ず、追加予算が10億円程度は発生する可能性があるとの見方もあり、今後、いかに予算を抑えつつ、早期の工事着工・早期完成を図るか、工事の見直しなども含め議会で議論していきます。