2015年01月18日

入札不調となった(仮称)川口市火葬施設の建設工事の今後について


〜平成29年4月のオープン予定が遅れる見込みに〜

 平成29年4月のオープンを目指して実施設計などが進められてきた(仮称)川口市火葬施設の建設工事にかかわる入札が平成26年9月に行われましたが、辞退事業者が続出して不調となりました。そのため、平成26年度中の工事着工が事実上不可能となり、オープン予定が遅れる見通しとなりました。どのくらい遅れるかについては、次回の再入札が成立するかなどによって大きく変わることもあり、現段階では未定としかご報告できません。
 今回の入札が不調となった要因を市として調査したところ、東日本大震災での復興需要や東京オリンピック開催に伴う建築需要の増大による建築資材価格と労務価格の著しい上昇の影響を受けて、市が示していた工事単価と事業者が必要とする実勢の工事単価に大きな開きがあったことが原因とのことでした。

 
 〜再入札は来年度(平成27年度)に実施予定〜
 
 本市が使う工事費等の単価は、今年度中は変更できないため、今年度中に再入札をしても同じ結果となってしまう危険性が高いため、来年度(平成27年度)になってから新年度単価のもとで再入札を行うことになります。
 現在、火葬施設の建設工事の総予算額は約38億円ですが、工事単価の著しい上昇の影響で工事単価を引き上げざるを得ず、追加予算が10億円程度は発生する可能性があるとの見方もあり、今後、いかに予算を抑えつつ、早期の工事着工・早期完成を図るか、工事の見直しなども含め議会で議論していきます。

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2015年01月17日

阪神・淡路大震災から20年

2015年1月17日
阪神・淡路大震災から20年目の日となりました。
改めて亡くなられた多くの方のご冥福をお祈りしたいと思います。同時に被災された方々のことや震災の教訓などについてできる限り風化させないようにしなければならないと思いを新たにしたいと思います。
さらに発生自体は避けることができない大震災に対して、日頃からの備えや対策について、今一度よく考える機会にしたいと思います。

私自身は、阪神・淡路大震災のボランティアに参加したことが、その後の政治の道を志す原点となった出来事であり、そのことも思い出します。
18歳だった20年前の冬、大学1年の学年末試験がひと段落した1月23日に神戸市東灘区にリュック一つでボランティアに参加しました。たった10日間ではありましたが、震災の惨状は忘れることはできません。

大災害が発生してしまった後では出来ることが限られてしまいます。ですから発生前の備えが特に重要であることは誰でも認識されていると思います。ただし、実際に備えているかと問われるとどうでしょうか。

川口市では、昨年と一昨年で『水害ハザードマップ』と『震災ハザードマップ』を新しく作成しております。このハザードパップは注意喚起だけではなく、備蓄品のアドバイスや避難場所、避難方法など多くの有益な情報が掲載されています。是非ハザードマップを手に、ご家族やご近所の方とお話をしてみて下さい。

ハザードマップは、市役所、行政センター、各支所、各公民館などに置いてあります。
posted by 木岡たかし at 06:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 震災など防災について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする