2014年05月10日

川口市が中核市になるメリットはあるのか?

2月に行われた市長選挙で当選した奥ノ木新市長が、中核市に移行することを表明して市議会でも議論がなされています。ちなみに中核市とは、都道府県が行っている業務を移譲する都市制度です。

そもそも、岡村前市長時代に川口市では中核市に移行した場合のシュミレーションをしてみたところ、権限移譲により市の業務量は増えるが、一方でそれに見合うだけの財源の移譲は期待できなかったため、中核市への移行は考えてこなかった経緯があります。

そうした中で、現市長は中核市になって川口市として保健所を設置することを目玉の一つに掲げていますが、川口市にはすでに埼玉県が保健所を設置しており、川口市として独自に保健所を持つメリットは見あたりません。埼玉県が既に行っている保健所業務についてお引き取り願った上で、わざわざ川口市が人的・物的負担をしてまで保健所を設置するメリットが見当たらないということです。

また、県が設置している既存の保健所が極端に機能が劣っているとか、業務量が飽和しているとの声が聞こえてきている訳でもありません。

川口市独自で保健所を設置しようと思えば、数十人規模の新規職員を採用しなければなりません。岡村前市長時代に、進められてきた職員削減もすべてパーどころか、逆に職員は増えます。
私自身は、市職員を単純に減らせば良いとは思っていませんし、市民サービスの向上のために必要であれば、市職員の増員も選択肢だと思っていますから、職員数の増加自体が問題ではありません。それよりも、職員数を増やすのであれば、もっと学校現場や福祉・介護の現場といった分野で増やすべきだと考えています。

税金から同じコストを払うのであれば、より市民サービスが向上する分野にこそ重点配分することが政治の重要な役割であるはずです。

少なくとも、川口市にとって中核市への移行は財政的には何もメリットもないというのが、現実だと思います。引き続き市議会において議論していきます。

posted by 木岡たかし at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 川口市政一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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