2013年05月29日

深刻化する貧困  行政にできること

 また、悲しい餓死事件が発生してしまいました。胸が痛いです。

 大阪市のマンションで、28歳の母親と3歳の子どもとみられる遺体が見つかりました。報道によれば、胃には内容物がなく、冷蔵庫にも食塩がわずかにあるだけ、預金口座には残金がほぼない状態であったようです。状況から考えれば餓死したと考えるのが妥当だと思います。

 この親子がどんな思いで餓死していったのか。そして母親は『(子どもに)もっとおいしい食事をさせてあげたかった』との趣旨のメモを残していたようです。子を思う親の気持ちを考えると辛すぎます。
 
 それぞれ個別の事情があるでしょうから、現段階で私がコメント出来ることは限られますが、この手の事件が起きるたびに、政治と行政が果たせる役割はもっとあるはずだと思います。

 どうして周りに、もしくは行政に救いを求めなかったのか・・・。

 この親子は大阪府守口市に住んでいた頃、乳幼児健診を受診せずに、連絡も取れなくなっていたようです。こうした時に、この親子の異変に気づく行政の仕組みが必要だったのではないだろうか。
 川口市では「妊産婦・新生児訪問」「こんにちは赤ちゃん事業」によって子どもが生まれた全ての家庭とコンタクトをとる努力をしています。しかし、なかなか全員とお会いするのは難しく、中にはお会いできないケースもあります。こうした時に、何としてもお会いする機会を設ける仕組みを構築することは一つの方法になると考えます。

 また、水道・電気・ガスといったライフラインの使用状況からでも、この親子の異変に気が付けたはずです。水道の利用がなければ、通常の生活が送れなくなっている可能性が高いと判断出来るのではないでしょうか。その状況把握ができたときには、迅速に市の福祉課なりに連絡が行き、対象家庭とコンタクトを取るなどの手立てを仕組みとして用意する必要があるのではないかと思います。

 いずれにしても社会全体の貧困化の波が止まっていない表れではないでしょうか。
posted by 木岡たかし at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・社会一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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