2011年01月25日

川口市立の3高校について再編・統合の答申が示されました。

 現在3校ある川口市立高等学校を、今後どうするのかについて議論をしてきた『川口市立高等学校在り方審議会』が、「市立3校を1校に再編・統合し、新たな高校は平成27年〜平成32年度をめどに開校する」との答申をまとめて、先週行なわれた市教育委員会に報告をしました。

 再編・統合の対象となるのは、市立川口総合高校(生徒数830人)、市立川口高校(生徒数965人)、市立県陽高校(全日制生徒数477人・定時制生徒数278人)です。

 私は昨年、3校とも学校訪問をさせていただき見学してきました。その感想は、それぞれに共通点もありますが、一方でそれぞれの学校が培ってきた校風や担ってきた役割には大きな違いもあるということでした。こうした多様性は、川口市内の高校生の多様なニーズに応えるものとなってきたと考えています。

 なかでも不登校や引きこもりを経験した、もしくは経験している生徒を多く受け入れている定時制などは、単純な統合には馴染まないのではないかと考えますが、今回の答申では、定時制の存続が盛り込まれていることを前向きに受け止めています。今後、どういった定時制としていくのかの真剣な検討が求められます。

 こうしたことなどを考えると、単純な再編・統合ではなく、多様化する生徒や保護者のニーズに応える市立高等学校としていくべきだと考えます。同時に、従来のようないわゆる“良い大学”に行くことを目的とする高等教育ではなく、考える力を中心にした“生きていく力”を身につけることのできる高等学校としていくことが求められていると考えます。

 答申では、今回の再編・統合の必要性について、△将来的な高校入学人口の減少、△狭い敷地や施設、△校舎や設備の老朽化などを挙げています。こうした問題点をしっかりと改善する方策を関係者や市民の意見に耳を傾けながら練り上げていくべきです。

 また、自分の母校がなくなるかもしれない在校生や卒業生の皆さんのご意見などを、ほとんど聴く機会がなく今回の答申に至ったことには疑問を感じざるを得ません。もっと丁寧に説明や議論を尽くしていく必要があると考えています。

 市立3校の再編・統合について、皆さんの声を是非お聞かせください。
posted by 木岡たかし at 11:52| Comment(8) | TrackBack(0) | 教育関連問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 先日、川口市政についてのメールをお送りした者です。


>なかでも不登校や引きこもりを経験した、もしくは経験している生徒を多く受け入れている定時制などは、単純な統合には馴染まないのではないかと考えますが、今回の答申では、定時制の存続が盛り込まれていることを前向きに受け止めています。今後、どういった定時制としていくのかの真剣な検討が求められます。

 私がかつて在籍していた埼玉県立大宮中央高校には定時制もあり、それなりの実績を積んでいますので、今後の川口市立高校の定時制のあり方を考えてゆく為に、一度、見学なされる事をお奨め致します。


>同時に、従来のようないわゆる“良い大学”に行くことを目的とする高等教育ではなく、考える力を中心にした“生きていく力”を身につけることのできる高等学校としていくことが求められていると考えます。

 最近、埼玉県では、私が子どもだった頃の様な偏差値教育が復活しつつありますが、そうではなく、木岡さんが述べられている様に、人生を生き抜ける力を、初等教育(小学校)と中等教育(中学校、高校)の段階で身につけられる様、創意工夫によって教育システムを構築する事が、必要不可欠であると思います。



 
Posted by TM at 2011年01月28日 00:15
もぉこの決定は覆らないのでしょうか?

生徒の俺らにも市からの説明はまったくと言っていいほどされていません。

確かに母校がなくなるのが嫌だという自分勝手な考えだとわかってますが
金がないだの少子化だのそんな理由で母校をなくされたんじゃ冗談じゃない

現実を見るのも大切ですが少子化を止める気がないから10年後には定員割れするだろうとか言えるんじゃないんでしょうか?
少子化は今日の経済不安が大きく影響しています。

あくまで俺の考えですが教育をおろそかにしたら市だけじゃなく国まで崩れますよ
何があっても教育だけは手を抜いてはいけない
教育は花が咲くまでにたくさんの時間とお金がかかります。でも経済力をつけるにも治安を安定させるのにも教育は欠かせないものです。
Posted by 市立川口高校現生徒会役員 at 2011年02月12日 15:42
 市立川口高校現役生徒会役員さん、コメントありがとうございます。現役生からこうした声が届くことを重く受け止めています。

 まず、この決定は覆らないのか?とのことですが、これはあくまでも審議会が教育委員会に意見を答申したに過ぎず決定ではありません。今後は、教育委員会で議論することになります。在校生や保護者などの関係者が声を上げていくことで、事態が変わることはあり得ます。

 ただ、これまでの川口市教育委員会の動きからすると、再編・統合の流れを変えることは容易ではありません。

 市立川口高校現役生徒会役員さんも指摘していたように、少子化問題の改善を放棄して、先々子どもが減って定員割れするから再編・統合・・・、といった議論がナンセンスであることは、私も同感です。
 また、在校生や卒業生、保護者らの意見を聞く場も設けずに答申を出すことは拙速だと思っています。
 いずれの意見も審議会において、わたし木岡が主張してきたことと同じです。

 是非、在校生の声をもっと寄せてください
Posted by 木岡たかし at 2011年02月13日 00:32
>現実を見るのも大切ですが少子化を止める気がないから10年後には定員割れするだろうとか言えるんじゃないんでしょうか? 少子化は今日の経済不安が大きく影響しています。


 はっとさせられました。確かに、市の審議会の答申からは、少子化対策へのやる気のなさ(消極さ)が感じられますね。


>あくまで俺の考えですが教育をおろそかにしたら市だけじゃなく国まで崩れますよ 何があっても教育だけは手を抜いてはいけない
 教育は花が咲くまでにたくさんの時間とお金がかかります。でも経済力をつけるにも治安を安定させるのにも教育は欠かせないものです。

 私も同感です。日本は、教育にもっと力を入れてゆくべきであると思いますし、現状の受験対策一辺倒の教育を徐々に是正してゆくべきだとも思います。

 また、「民は国のもと 吏は民のやとい」という河井継之助の言葉を思い出しました。
Posted by TM at 2011年02月13日 04:39
統合して欲しくありません。
母校がなくなるなんて嫌です。
頑張って勉強して市立川口高校に入った意味がないです!!!!!!
それに3校それぞれが目指している学校像、教育、偏差値、校風などまったく違うと思うし一気に1つにするなんてあんまりです。
それに在校生や保護者、市民のみなさんになんの説明もなく勝手に話を進めてしまうのもいけないと思います。
学校のみんなもこの学校に入った意味がないだとか統合して欲しくないといっています。
この統合を覆すことはもうできないのでしょうか。。。
Posted by 市立川口高校生徒 at 2011年02月28日 22:18
市立川口高校在校生です。
この合併の話は本当なんでしょうか?
本当だったら全力で反対です。
まず偏差値や校風、目指す学校像や教育などがまったく違うと思います。
その3つの学校を一気にひとつにしてしまうのはあんまりなんじゃないでしょうか?
しかも在校生や保護者、市民の方々になんの説明もなしに話を進められて本当に怒りを覚えています。
自分が在校しているから贔屓をしてしまいますが、市立川口高校は偏差値も60近くまで上がってますし、部活動も盛んで生徒たちが家族のように仲が良い本当にすばらしい学校です。こんなすばらしい学校が合併してしまうとなると本当に悲しすぎます。。。
この合併の話を覆すことはもうできないのでしょうか!??
Posted by 川口市立川口高校在校生 at 2011年02月28日 22:33
川口市立川口高校は特進クラスを設置するなど他校とは違った努力を行っているはずです。学力も私が在学していた当時より向上し入学者もその点を考え志願している人もいるはずです。統合することで様々な点で効率化できるのは分かりますが、それだけが高校の価値ではないと思います。
こんな話が出ている事自体が悲しいばかりです。
Posted by 川口市立川口高校卒業生 at 2011年03月14日 00:14
統合は反対も賛成も出来ない今後の方針が決まってないから!それぞれの生徒がどんな思い出で入学し青春を楽しんだか、全卒業生にアンケートを聞くべき。特に部活動を真剣にそして甲子園を目指した生徒として母校がなくなるのは怒りに近い、川口は街の計画や学校統合計画等何がしたいかわからない!率直に野球部の存続が知りたい。高名も市立学校なら川口が妥当だと思う。委員会の人達よ元巨人軍斉藤雅樹の母校を忘れるな
Posted by 37歳野球部OB at 2012年05月29日 07:21
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