2013年05月29日

市民(住民)投票の成立要件と市長選挙・市議選挙の成立要件

 5月26日に投開票された東京都小平市の住民投票が、成立要件の投票率50%に届かなかったため不成立となり、投票された5万票以上が開票されることもなく廃棄される可能性があるそうです。
 ちなみに小平市の住民投票は、高度成長期に決まった大型道路の計画を実行するのか否かが問われ、実際の投票率は35.17%でした。

 2つの感想を持ちました。
 1つは、投票率が50%ないからといって5万人以上の方が投票で示した意見を見もせずにお蔵入りどころか廃棄してしまうことに、民意を少しでも聞こうという姿勢が欠けているのではないかということ。
 もう1つは、自分の街の今後を左右するであろう住民投票に約35%の方しか投票行動をしていないこと。投票しないことが意思の表し方だという方もいたでしょうから、単純に議論するつもりはありませんが、あまり関心がたかくなかったのかなぁと思ってしまいます。

 なんで小平市の住民投票に興味が沸くかというと、川口市では今年の3月議会において「市民投票条例」が作られたのですが、この条例も投票率が50%以下だと不成立となる条項が入っているのです。
 そして、5月19日に行われた川口市長選挙の投票率が29.18%であったこと、そして私が2期目の当選をいただいた2011年の市議会議員選挙は39.06%でした。市民投票の成立要件に照らせば、いずれの選挙も不成立・・・。

 50%に満たない投票率で選ばれた市長と市会議員が、市民投票において50%要件を課すことが良いのか。見直す必要があると思っています。3月議会において、この点に重きを置かず同条例案に賛成してしまったことを悔いつつ、今後は見直しを求めていくつもりです。
posted by 木岡たかし at 01:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 川口市議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

深刻化する貧困  行政にできること

 また、悲しい餓死事件が発生してしまいました。胸が痛いです。

 大阪市のマンションで、28歳の母親と3歳の子どもとみられる遺体が見つかりました。報道によれば、胃には内容物がなく、冷蔵庫にも食塩がわずかにあるだけ、預金口座には残金がほぼない状態であったようです。状況から考えれば餓死したと考えるのが妥当だと思います。

 この親子がどんな思いで餓死していったのか。そして母親は『(子どもに)もっとおいしい食事をさせてあげたかった』との趣旨のメモを残していたようです。子を思う親の気持ちを考えると辛すぎます。
 
 それぞれ個別の事情があるでしょうから、現段階で私がコメント出来ることは限られますが、この手の事件が起きるたびに、政治と行政が果たせる役割はもっとあるはずだと思います。

 どうして周りに、もしくは行政に救いを求めなかったのか・・・。

 この親子は大阪府守口市に住んでいた頃、乳幼児健診を受診せずに、連絡も取れなくなっていたようです。こうした時に、この親子の異変に気づく行政の仕組みが必要だったのではないだろうか。
 川口市では「妊産婦・新生児訪問」「こんにちは赤ちゃん事業」によって子どもが生まれた全ての家庭とコンタクトをとる努力をしています。しかし、なかなか全員とお会いするのは難しく、中にはお会いできないケースもあります。こうした時に、何としてもお会いする機会を設ける仕組みを構築することは一つの方法になると考えます。

 また、水道・電気・ガスといったライフラインの使用状況からでも、この親子の異変に気が付けたはずです。水道の利用がなければ、通常の生活が送れなくなっている可能性が高いと判断出来るのではないでしょうか。その状況把握ができたときには、迅速に市の福祉課なりに連絡が行き、対象家庭とコンタクトを取るなどの手立てを仕組みとして用意する必要があるのではないかと思います。

 いずれにしても社会全体の貧困化の波が止まっていない表れではないでしょうか。
posted by 木岡たかし at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・社会一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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